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撮影/紀室裕哉(令和3年1月21日)
ボランティア活動
地域に日々の恩返しを
大船渡市の豊島建設㈱赤崎町でボランティア活動
大船渡市の豊島建設㈱(紀室裕哉代表取締役)は2日、赤崎町の県道大船渡綾里三陸線でボランティア活動を行った。参加した社員らが、地域への感謝を込めながら、奉仕に汗を流した。
紀室代表取締役が分会長と支部長を務める建設業労働災害防止協会岩手県支部大船渡分会と(一社)県建設業協会大船渡支部では毎年、労災防止と安全な業務遂行の意識を高めようと、盛町のリアスホールなどを会場に「建設業労働災害防止気仙地区大会」を開催。神事や講話を通じて無事故・無災害への誓いを新たにする場として続けられており、大会後は、各会員事業所がごみ拾いや草刈りなどの環境美化活動に取り組んでいる。
今年は7月に開催を予定していたが、新型コロナウイルスの感染状況を考慮して10月に延期。その後、8月に本県独自の緊急事態宣言が発令されたことなどを受け、感染防止のため大会を中止としたが、各会員事業所が担当する地域でのボランティア活動は継続することとした。
同日は、厚生労働省が定める「全国労働衛生週間」(1~7日)の期間中で、社員約20人が同町の清水合足トンネルから約1・5㌔の区間を清掃。落ち葉に隠れた包装紙や、ガードレール付近に捨てられた空き缶、ペットボトルを拾ったり、道路脇の草をかき分けてごみを探す社員の姿も見られた。
紀室代表取締役は「われわれ建設業者にできることは、道路清掃や草刈りなど、地域をきれいに保つこと。お世話になっている地域への恩返しの気持ちも込めて継続している」と話した。
(令和3年10月5日朝刊 東海新報掲載)