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撮影/紀室裕哉(令和3年1月21日)
〝ゼロ災〟へ意識統一
豊島建設㈱が安全大会
大船渡市大船渡町の建設業・豊島建設㈱(紀室裕哉代表取締役)は1日、本年度の安全大会を開いた。社員らが、講演や研修などを通じて労働災害のない安全な職務遂行に向けて決意を新たにした。
土木、建築、造園などの工事を幅広く手がける同社。安全大会は、現場で作業にあたる社員らの安全意識高揚と意思の統一を狙いに毎年開いている。
冒頭、あいさつに立った紀室代表は、1日からスタートした「全国安全週間」のスローガン「高める意識と安全行動 築こうみんなのゼロ災職場」を紹介したうえで、「同じ事故を絶対発生させない、仲間を失う、家庭を悲しませる事故があってはならないという強い思いが、事故防止につながる。一人一人の安全に対する意識と安全行動の先にあるのが、ゼロ災職場。自身の安全意識が自分、仲間、会社、家族を守るのだと心に刻み、安全作業に努めてほしい」と呼びかけた。
続いて、安全教育センターの坂本篤さんが「~元請としての安全管理の基本と労災の再発防止について~」と題して講演。過去の労災の事例や労災発生のメカニズムなどを示しながら、その具体的な対策と安全管理の重要性を説明した。
大会ではこのほか、夏の作業における熱中症予防やコンプライアンスについても確認し、社員らが事故やけがのない、安全かつ健康で仕事に取り組む意識を高めた。
(令和5年7月5日朝刊 東海新報掲載)